先日、中秋節の催しでつばめが久しぶりに幼稚園に出向いた際、
(普段は、幼稚園送りは夫、迎えは義父が行っている)
何人かの保護者の人と話をするうちに、
ふたり目ちゃんの入園の話になった。

つばめが、ふたり目ちゃんは北京戸籍がないので、
普通にはこの幼稚園に入るのは難しいのだという話をすると、
ある顔見知りのママさんは、

「上の子が通ってるんだから、何とかなるわよ。
 もうすぐ公式に募集が始まるけど、
 その前にできるだけ早めに
 園長先生に話をしといたほうがいいわよ。」

としきりに勧める。

「ほら、あそこに立ってるのが園長先生よ。
 今日せっかく来たんだから、ちょっとみんなが帰るのを待って、
 園長先生に話をしといたら?
 上の子が通ってて、とてもいい幼稚園だということをほめて、
 実は下の子がいて、北京戸籍がないのだけど、
 来年ここに入りたいと思っている、
 戸籍がないということで所定外の費用がかかるなら、
 幼稚園の指示通りに払う準備はあるので、
 ということを言っておくのよ。
 それから、園長先生に、顔を覚えてもらえるように、
 日頃から何かと愛想を売っておかないとね!」

と話す内容まで詳しくアドバイスしてくれた。

つばめは、とりあえず夫に相談すると言って
その場では園長先生に何も話さずに退散。
めったに幼稚園に顔を出さない、
しかも中国語も不自由な外国人のつばめが
こういうことにかかわるよりも、
いつも送り迎えをしている夫か義父に
お願いするほうががいいと思ったのだ。

さて幼稚園の行事が終わって帰宅途中、
王府井の教会で子供を遊ばせていると、
さっきそばで話を聞いていた
同じクラスの保護者のおばあさんがやってきて、

「さっきの話ね、園長先生に話をするだけじゃなくて、
 ちょっと何か、ほら、こっちではなかなか手に入らない
 日本の物とか、現金はちょっと見栄えが悪いけど、
 金券カードとか、そういうものを持っていくのよ。
 金額は多くなくても数百元でもいいと思うよ」

と、さらに詳しいアドバイスをしてくれた。
つばめが外国人と知って、
中国のこういう処々の習慣を知らないだろうから
教えてあげなくては、との親切心から教えてくれたようだ。

帰って夫と義父にこの話をすると、

「園長はこの幼稚園に赴任してまだ1年程度だし、
 募集の実権を握っているのは、
 勤務の長いあの保健の先生の可能性が高い」

と義父。
そういえば去年、知り合いの先生にちらっと
ふたり目ちゃんの入園の話を聞いた時も、
保健の先生に話を通せばよい、
というようなアドバイスをもらったような。。。

保健の先生とは三年来の顔見知りだし、
季節ごとの贈答も欠かしたことがなく、
お願いもしやすいのに、
そこをすっとばして、赴任一年の園長先生に
話を持っていったなら、
よけいに話がおかしくなるに違いない、
というのが家族の一致した考え。

結局、夫が保健の先生に
相談を持ちかけるということになったけど、
さて、どうなることやら。。。

だけど中国ってこういうとこ、ほーんと、ややこしいですね。
一応規定があっても、
キーパーソンの裁量次第でどうにでもなる
グレーゾーンがほんとに大きいのだ。
日本だと普通は規定どおりに実行されるから、
こういうややこしいことにはそんなに出くわさないと思うのですが、
中国は、そんなことの連続といってもいいほど、
日常生活にこういうことがつきもの。
中国生活も10年になろうとしているつばめですが、
こういう中国事情には、いまだ慣れず。
いつも夫や家族に頼って、なんとかやり過ごしています。

↓子供が中で夕食を食べている間、
 幼稚園の門の前で、保護者のパパママや
 ジジババ達と立ち話。
 門は、送り迎えの時間以外は、シャッターが下りています。

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