ニイハオ中国(つばめ)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

カテゴリ: 200回〜

ある日の朝、起きてみると、夫が朝ごはんの準備を
してくれていました。

それはいいのだけど、
セブンイレブンで買った厚切り食パンの上に、
目玉焼きをドーンと乗せて、

「このパン、厚すぎて、サンドイッチに
できないよ」

とブツブツ言っている。

「これ、サンドイッチ用のパンじゃないんだよ。
トーストして食べるんだよ。」

と言うと夫、けげんそうな顔。

夫の話では、中国人がパンを食べるように
なってまだそんなにたってないし、
パンをトーストして食べる習慣も
一般にはあまりないとのこと。

そういえば、街のスーパーなどで、
厚切り食パンを見かけたことがない。
売られている食パンのほとんどが
日本で言うサンドイッチ用の薄切り食パンで、
どうやら中国人は、これに卵やハムなどの具を
はさんで食べるのが、一般的な食べ方のよう。

薄切りではなく、塊で売られているのは
デニッシュ食パン。
うちの義父母は、この一斤まるごとの食パンを
そのまま手でちぎって食べています。
そういえば、つばめが出産した病院のロビーでも、
「まるごと食パンをちぎって」食べている人を
見かけました。これって、中国では結構
普通の食べ方なのかもしれません。

日本人だったらまず、一枚ずつに切って、
トーストして食べますよね~。

さて、翌日は、例の厚切り食パンを
トーストして食べました。
外はサクサク、中はモチモチで、
とってもおいしかったです。

中国のパン屋さんで時々、厚切り食パンを
見かけるのですが、なんだかちょっと
パサパサしてて、何かが違う感じなんですよね。

時々セブンイレブンにパン買いに行こう、
と思ったことでした。

土曜日の午後、チビちゃんをベビーカーに乗せ、
パスポートセンターまでお出かけ。
そう、チビちゃん、日本へ行くために
中国パスポートを作りに行きました。

なぜ日本パスポートではなく、中国パスポート
を作るのかって?
それはチビちゃんを中国人として
中国を出国させるためです。

チビちゃんは日本戸籍を持っているので
日本人として日本パスポートを作ることも
もちろんできます。

でも、中国出国時に日本人として出国すると、
日本から中国に戻る際にも
日本人として中国に入国しなければ
つじつまが合わなくなり、そうすると
今後ずっと外国人として中国で暮らす
ことになります。
派出所に外国人住居登録をしなければなりませんし、
中国に滞在するにはビザが必要になります。

そんなことになると面倒なので、
チビちゃんには中国パスポートを作って
日本大使館で日本滞在ビザを取得し、
中国人として日本入りする予定です。

日本パスポートは、身分証として
作ってやろうかとは思いますが、
普段は引き出しの奥にしまっておき、
中国出入国の際などに使うことはないと思います。
中国は二重国籍を認めておらず、
チビちゃんが日本国籍も持っていることが知れると、
中国国籍を剥奪されてしまうからです。

チビちゃんは今後ずっと中国で暮らしていくので、
医療や教育など、中国人としての待遇を
受けられるほうがいいと思っています。
だから、22歳まで日本国籍を留保していることは
中国側には秘密です(笑)。

さて、パスポートの申請が終わった後は、
セブンイレブンに立ち寄り、
化粧品と厚切りトーストを購入。
中国では厚切りトーストって、
なかなか売っていないんですよね~。
明日トーストして食べるのが楽しみ。

約2時間のお出かけの後半、
チビちゃんはベビーカーの中でスヤスヤと
気持ちよさそうに寝てくれました。
外出するとぐずらないし、
寝かし付けなくてもこんな風に自然に寝てくれるので
楽でいいです。

この日の気温は、-3~10℃。
北京もマイナスを脱しつつあるので、
これからどんどん、チビちゃんを連れて
お出かけしたいと思います。

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金号タオルのCMと並んで、
もうひとつ、つばめが気になるコマーシャルがある。

それは「生命一号」のコマーシャル。

まず、画面にめがねをかけた高校生の男子が登場し、

「いとこのお兄ちゃんお姉ちゃん、
大学受験の時、みんな何をくれたの?」

と聞く。

画面に男の子のいとこ3人が出てきて、
笑顔で声をそろえて、

「当然、生命一号!」

と叫ぶ。
再び例の高校男子、

「ボクの大学受験、みんな何を贈ってくれるの?」

と聞く。すると老若男女10人ぐらいが声をそろえて、

「やっぱり当然、生命一号!」

と大合唱。

そしてみんなで、

「大脳に栄養補給して記憶力を高める生命一号、
親戚も友達もみんな知ってる♪」

と解説し、コマーシャル終了。

いったいこの商品は何なのか。
夫に聞くと、はっきりとは分からないけど、
栄養補給ドリンクのようなものなんじゃない?とのこと。

夫によると、中国では栄養補給食品を
贈答品として使うことが結構多いらしい。

昔はフカヒレやつばめの巣、ローヤルゼリー、
朝鮮人参やなまこなど
天然の高給食品を贈ることが多かったが、
今は「生命一号」のような、
何からできているかよく分からないものも
贈答品として出回っているようだ。

へぇ~。
日本だと、栄養補給食品をプレゼントに
使うことはそんなに多くない気がするのだけど。。。

さすが健康に人一倍気を遣う中国人、
贈り物も健康志向なんですね!

つばめは朝、CCTV2というチャンネルを
つけっぱなしにしているのだが、
おもしろいな~、と思うCMがある。

それは「金号」というタオル会社のコマーシャル。

シャワーを浴び終えた妻が、浴室から

「タオル持ってきて~」

と夫を呼ぶ。

タオルを持ってきた夫に向かって、

「このタオルはかたすぎるわ!」

と、持ってきたタオルを夫に投げつけ、
再び別のタオルを持ってきた夫に、

「このタオル、色落ちするじゃない!」

と、再びタオルを夫に投げつける。
みたび夫が持ってきたのは、金号タオル。

「これを待っていたの!」とばかりに
金号タオルで気持ちよさそうに顔を拭く妻。

ここで夫婦が仲良く笑って画面に登場し、
妻がからかうように夫の頭をつついてコマーシャルは終わり。

なるほどなぁ。
日本でこんなコマーシャルを流すと、
パロディーだと思われがちだが、
中国ではこれ、全くパロディーでもなんでもない。
むしろ、ごく普通にある夫婦の様子を
描いたCMといえる。

夫が妻に呼びつけられて、
あたふたとタオルを取りに走る様子など、
家庭での夫と妻の力関係が垣間見えておもしろい。

中国ってまじでこうなんだよなぁ、と
このCMを見るたび、変に感心する
つばめなのであった。

注:全ての中国人夫婦がこうだというわけでは
ありません。でも、夫が妻に尽くすという関係は、
こっちではかなり普遍的な感じがします。

先日の新聞に、幼稚園についての記事が載っていた。
これから新しく造る住宅地区には必ず幼稚園を設置する
ことになったそうだ。

聞くところによると、中国も需要に対して
幼稚園の数が少なく、入学する半年も一年も前から
コネを探したり、高い寄付金を払ったりと
大変らしい。

幼稚園を探すのも、仕事に忙しい父母ではなく
祖父母が探すことが多いようで、
子供のおじいさんが幼稚園を探して
東奔西走する記事が紹介されていた。

就学前の教育制度について、
今まで政府の介入が少なかったので、
幼稚園の費用もまちまちで、
需要が多いため、相当高い費用を払わないと
入園できないようなところが多かったみたいだが、
今回、政府が介入して、幼稚園の園費などの
基準も示していくらしい。

そういえば、夫の友人夫婦は
子供を民間の幼稚園に預けて、
月4000元(6万円)かかっていると聞いた。
一人っ子だから、費用が高くてもやっぱり
設備が整ったしっかりした幼稚園に預けたいという親心。
その幼稚園は、室内にカメラが設置されていて、
両親はインターネットでいつでも子供の様子を
見られるようになっているとのこと。
すごいなあ、と思うとともに、
幼稚園のことを基本的に信用してないんだな、と
思った。

それにしても。
月4000元かぁ。安くない費用だ。
ちょっとやそっと働くぐらいじゃ、
チビちゃんの幼稚園費用をまかなえないな。
チビちゃんが幼稚園に入る頃には、
政府が幼稚園費用をコントロールしてくれて、
ちょっとは負担が少なくなっているといいな。

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